Noir de Bigorre(ノワール・ド・ビゴール)という・・・
豚が、フランスとスペイン国境に聳えるピレネー山脈で放牧されています。さて、この馴染みない名前の豚・・・知りませんでした・・・それもそのはず、一時は絶滅の危機に瀕していたそうです・・・そんな貴重な豚、食べていいものなのか?と考えるのは、どうやら自分が日本人だからなのでしょう・・・
歴史は深い・・・数千年前に山頂付近に棲んでいた猪が環境に耐え切れず、スペイン側へ降りたの豚が「イベリコ豚」、お~聞いたことのある響き、美味しい高級生ハムの豚肉ですね。反対に、フランス側に降りた豚が「ノワール・ド・ビゴール」と言い伝えられているのです。
この豚、飼育されているといっても・・・まあ「ほったらかし飼育」とでも表現するのでしょうか。広大なピレネー山麓の牧地(といっても何の境界もなし)で放牧、人為的な餌はほとんどなし。新芽から緑豊かな牧草を食み、秋にはやはり団栗ですよ!喉が渇けば、ピレネーの湧き水を飲み、なんの制約もない運動の日々・・・そのため、一般的な養豚と比べて体重増加は半分ほど。21世紀になり、効率のいい養豚の台頭により、激減。純粋種は数百頭、種豚においては三十数頭にまで・・・有史以来のフランス最古の豚が絶滅の危機に!
そこで立ち上がったのが、地元の方がた。美味しい豚肉を皆様に!という合言葉・・・かどうかしりませんが、農家・食肉業者・農業会議所・獣医師らによって連合機関が発足!スローフード協会、「アーク・オブ・テイスト」「プレシーディオ」という極めて取得困難な認定を受けるにまでなりました。現在も種の安定頭数には及んでいませんが、少量食肉として流通しているのです。それが、これ!
類稀なる上品で繊細な味わい・・・この地で育った豚ならではのもの。見てください、色艶、脂の照り・・・もう今味わうことなしに、いつ味わいうのか・・・本当に美味・・・言葉がありません・・・おいおい、こんなにも長く書いておいて、何を言っっているのか・・・
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