リヨンのことを少し

2009年1月 7日 (水)

歴史を少し・・・『ポ リヨネ』 とは

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今年は、皆様に少しでもフランス・リヨンのことを知っていただければと、リヨンの話を時々載せたいと思っています。

さっそく、ルグドゥノムでも皆様、目にされている『ポ リヨネ』のお話。

この小さな瓶には大きな歴史があるのです。今では骨董屋でも見かけることが少なく、手に入りにくいものになっています。

中世の単位はロバの運べる重さを基準にした「アスネ」(=93L)でした。その後、16世紀に『ポ』という単位が登場。当時は2,08Lでした。17世紀になると量が半分の1,04Lと減りますがこれも19世紀までの話。1843年には、『ポ リヨネ』は0,46Lとなりました。

ここでなぜ半分の0.52Lにならなかったのかには諸説ありますが、どうもお客以外の人物がお相伴にあずかる量を、最初から差し引いていた説が有力そうです。

         Potlyonnais1200901                                                                                                                                                                  

そしてこの瓶、今でこそ世界中で推奨されているエコなものだったのです。リサイクルされたガラスで作られていて、薄い緑色、内部には空気の泡が残ったまま、形も均一ではないのです。この素朴さと4cmもの「大きなおしり」と呼ばれる安定した底がリヨンの町のあちらこちらのブションで愛された理由かも知れません。

次回ご来店の際には、ぜひこの『ポ リヨネ』でワインをお楽しみくださいませ。

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